モンテッソーリについてよくある質問にお答えします。
Q.013
活動のサイクルとは?
A
子どもが内面から良い方向へと変わるのは、「自分の意志ではじめた」事を「持続して」行い、「全力を尽くして乗り越え」て、「わかった」「できた」という実感をあじわったときです。
このー連の流れ、自由に選ぶ→繰り返す→集中する→完了感をもって終わる、 という四つのステップを踏みしめた活動をモンテッソーリ教育では「活動のサイクル」と呼びます。
この「活動のサイクル」を経ると、子どもは安定し、素直になり、他の人に優しくなり、自立の程度がひとまわり増します。子どもの内面から生きる喜びや自尊感情が湧いてくるのです。
教育のもっとも基本的で重要な役割は、子ども白身がこの「活動のサイクル」を自分で歩み抜けるよう、環境を整えたり、援助したり、することにかかっていると言えます。