
モンテッソーリについてよくある質問にお答えします。
宗教と関係があるのですか?

A
モンテッソーリ教育は、特定の宗教への信仰を子どもに求める教育ではありません。
ただし、マリア・モンテッソーリの著作や思想には、人間の「精神性」や内面的な成長を重視する考え方があり、宗教的・精神的に見える言葉が使われることがあります。
なぜ「宗教と関係があるの?」と思われるのでしょうか
マリア・モンテッソーリは、20世紀初頭のイタリアで活動した医師・教育者です。その著作では、人間の内面や「魂」「精神」といった言葉が使われることがあります。
そのため、文章だけを読むと「宗教的な教育なのかな?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、AMI(国際モンテッソーリ協会)は、モンテッソーリ教育で使われる spiritual(精神的・霊性的)という言葉は、宗教そのものを意味するのではなく、心理的・感情的・知的な発達など、人間の内面的な成長を含む意味で使われていると説明しています。
モンテッソーリでいう「精神性」とは?
モンテッソーリ教育で大切にされるのは、特定の宗教を信じさせることではありません。
子どもが自分自身を大切にすること。
他の人を尊重すること。
自然や周囲の環境とのつながりを感じること。
社会の中で他者とともに生きていくこと。
こうした人間の内面的・社会的な成長を含めて考えています。
AMIも、モンテッソーリ教育における子どもの精神的な成長に関連して、共感・尊重・親切・包摂・愛といった価値を挙げています。
宗教のない家庭でも安心して通えますか?
もちろんです。
モンテッソーリ教育は、特定の宗教を信仰しているかどうかを参加条件にする教育法ではありません。
AMIが示すモンテッソーリ・プログラムの基本的な特徴も、整えられた大人と環境、発達に合った活動、自由と責任、他者とともに生きる経験などが中心です。
ですから、ご家庭に宗教的な信仰がある場合も、ない場合も、それぞれの文化や価値観を大切にしながらモンテッソーリ教育を受けることができます。
つまり
モンテッソーリ教育は、特定の宗教を教える教育ではありません。
一方で、マリア・モンテッソーリは、子どもを単に知識を身につける存在としてではなく、内面を持ち、人として成長していく存在として深く捉えていました。
そのため「精神」「魂」「spiritual」といった言葉が登場しますが、現在のモンテッソーリ教育で大切にしているのは、宗教への勧誘ではなく、子どもの人格、尊厳、他者への敬意、平和に生きる力を育てていくことです。
参考資料・出典
Association Montessori Internationale「The Spiritual Preparation of the Adult」
https://montessori-ami.org/trainingvoices/spiritual-preparation-adult
Association Montessori Internationale「Montessori Programmes」
https://montessori-ami.org/about-montessori/montessori-programmes
Association Montessori Internationale「Prepared Environment」
https://digital.montessori-ami.org/help/glossary/prepared-environment
Association Montessori Internationale「Opening Remarks: Montessori Experience 2023」
https://montessori-ami.org/news/opening-remarks-montessori-experience-2023








