モンテッソーリについてよくある質問にお答えします。
正常化ってなんですか?
A「モンテッソーリの本で“正常化”って言葉を見たけど、これってどういう意味?」と感じるママも多いと思います。一般的にはあまり聞き慣れない言葉ですよね。でも、モンテッソーリ教育ではとても大切な概念なんです。
簡単に言うと、「正常化」とは子どもが「本来の素晴らしい姿」を発揮している状態のこと。子どもたちは本来、自分で成長し、学びたいという意欲を持って生まれてくるのですが、環境や周りの大人の影響でそれが上手に表れないことがあります。そんなとき、モンテッソーリ教育では「子どもが自分らしく成長できる状態=正常化」を目指してサポートしていくのです。
正常化ってどんな状態?
集中しているとき
たとえば、子どもが何か一つのことにじっくり取り組んでいる姿を見たことはありませんか?
積み木を一つひとつ丁寧に積み重ねたり、絵を夢中で描いていたり…
このとき、子どもはまさに自分の成長のために集中しています。
自分で選んで、最後までやり遂げるとき
「自分でこれをやりたい!」と選び、それをやり遂げようとする姿も「正常化」が表れている状態です。
途中で少しうまくいかなくても諦めず、自分のペースで取り組むのがポイント。
周りの子にも優しくなれるとき
不思議に思うかもしれませんが、正常化が進むと、子どもは他の子に自然と優しくなります。
たとえば、年下の子が困っているときにお手伝いをしたり、お友達とおもちゃをシェアしたりするようになるんです。
どうして「正常化」って呼ぶの?
「正常化」と聞くと、「今の子どもが“普通”じゃないの?」と心配になるかもしれません。でもそうではありません。
モンテッソーリ教育では、「子どもはみんな本来、成長しようとする力を持っている」と考えています。
でも、日常生活の中で大人が「こうしなさい」「それはダメ!」と指示ばかりしてしまうと、子どもはだんだん「自分でやってみたい」という気持ちを隠してしまいますよね。
そこで、モンテッソーリの環境では、子どもが自分で選んで、自由に取り組める活動をたくさん用意してあげるんです。そうすると、子どもは自分の本来の力を引き出し、自分らしく成長できる状態に戻ります。これが「正常化」です。
家庭でできる「正常化」をサポートするコツ
「じゃあ、お家ではどうしたらいいの?」と思うママもいますよね。実は、家庭でもちょっとした工夫で子どもの「正常化」をサポートできるんですよ。
やりたいことをやらせてあげる
「自分で靴を履きたい」「お皿を洗いたい」と言ったとき、ちょっと手伝いたくなることもありますが、少しだけ見守ってみてください。子どもがやり遂げられたときの「できた!」という表情は本当に輝いていますよ。
お家に子ども用のミニ作業スペースを用意してみる
たとえば、キッチンに子ども専用の小さな作業台を置いて、「お米を研ぐ」「野菜を洗う」といった小さなお仕事を任せてみてください。子どもは「自分も家族の一員としてお手伝いしている」という感覚を持てるので、自己肯定感が育ちます。
失敗してもあまり口を出さない
子どもが活動中に失敗したり、うまくいかなかったときは「次はどうすればいいかな?」と問いかけるだけで十分です。子どもは自分で答えを見つけようと考え、次へのチャレンジに向かう力を養います。
モンテッソーリ教育でいう「正常化」とは、子どもが自分の内に持っている力を発揮して、成長し、自ら学ぶ姿が表れている状態のことです。家庭でも、子どもが安心して自分のペースで取り組める環境を整えてあげるだけで、子どもはどんどんその力を発揮してくれます。 日々の小さな「できた!」をたくさん積み重ねて、お子さんが自分らしく成長していく様子を見守ってくださいね!
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対象年齢:18 か月
商品本体サイズ:17.7 x 15.3 x 5.5 cm
素材:木材