モンテッソーリ教育には運動の時間がないと聞いていますが、体を動かすということはしないのでしょうか？

モンテッソーリについてよくある質問にお答えします。

Q.016

モンテッソーリ教育には運動の時間がないと聞いていますが、体を動かすということはしないのでしょうか？

モンテッソーリ教育は、子どもたちの知能、感覚、運動、社会性、言語、創造性など、あらゆる側面を育むことを目指す教育です。そのため、運動の時間がないという認識は誤解です。モンテッソーリ教育では、子どもたちが自ら遊びや活動を通して体を動かすことを重視しています。

モンテッソーリ教育における運動の重要性

モンテッソーリ教育では、運動は単なる体力向上のためだけでなく、知的な発達にも大きく貢献すると考えられています。子どもたちは、体を動かすことで、空間認識能力、バランス感覚、協調性、集中力、問題解決能力などを高めます。

モンテッソーリ教育における運動の具体的な例

モンテッソーリ教育における運動は、遊びを通して自然に身につくように設計されています。以下に具体的な例を挙げます。
感覚運動： ピンクタワーや茶色の階段など積み木を使った活動、ボール遊び、縄跳び、ダンスなどを通して、手足の巧緻性、バランス感覚、空間認識能力を育みます。
日常生活の活動： 着替え、食事、掃除、整理整頓など、日常生活の活動を通して、自立心、責任感、協調性を育みます。
屋外活動： 公園での遊び、散歩、自転車に乗るなど、屋外での活動を通して、自然と触れ合い、五感を刺激し、体力を向上させます。
音楽： 音楽に合わせて体を動かすことで、リズム感、表現力、協調性を育みます。