
モンテッソーリについてよくある質問にお答えします。
モンテッソーリ教育における親の役割は何ですか?

A モンテッソーリ教育における親の役割は、子どもの「自分でやってみたい」という気持ちを受け止め、安心して取り組める環境を整えることです。家庭では、毎日の暮らしの中で次のような関わりができます。
1. 自分でできる環境を整える
洋服や道具を子どもの手が届く場所に置き、使ったものを戻す場所を決めておきます。着替えや片付けなど、子どもが自分でできる部分を少しずつ増やせるように、身体の大きさや発達に合わせて工夫しましょう。
2. よく観察し、必要な援助をする
何に興味をもっているのか、どこで困っているのかを見て、関わり方を考えます。初めてのことはやり方をゆっくり示し、自分で取り組み始めたら、すぐに手を出さずに待ちます。助けを求めているときには応じ、できる部分は本人に任せます。
3. 自分で選ぶ機会をつくる
「こちらの服とこちらの服、どちらにする?」など、子どもが選びやすい選択肢を用意します。安全や生活上の必要な約束を大人が示し、その範囲で子どもの選択を尊重することが大切です。
4. 日常生活に一緒に参加する
野菜を洗う、洗濯物をかごに入れる、テーブルを拭くなど、暮らしの中には子どもが参加できることがたくさんあります。扱いやすい道具と十分な時間を用意し、本人の興味に合わせて一緒に取り組みましょう。
5. 見通しのもてる生活を整える
食事や就寝などの生活の流れをできるだけ安定させると、子どもが次にすることを理解しやすくなります。時間どおりに進めることだけにこだわらず、その日の体調や気持ちにも目を向けましょう。
6. 気持ちを受け止め、喜びを共有する
うまくできないときには、悔しさや困った気持ちを受け止めます。できたときには、「自分で着られたね」「きれいになって気持ちがいいね」など、実際に取り組んだことに目を向けて喜びを共有しましょう。結果にかかわらず、安心して頼れる関係を大切にします。
特別な教具をそろえたり、すべてを完璧に実践したりする必要はありません。家庭で無理なくできることから始め、子どもが自分で試す時間と、必要なときに助けてもらえる安心感を支えていきましょう。
ことばを育てるえほん あいうえオノマトペ
出版社 : 河出書房新社
発売日 : 2021/4/21
言語 : 日本語
単行本 : 96ページ
ISBN-10 : 4309291376
ISBN-13 : 978-4309291376
寸法 : 19.1 x 1.4 x 17.9 cm








