一覧

モンテッソーリについてよくある質問にお答えします。

Q.019

モンテッソーリ教育はどのように子どもの自主性を育てますか?

A モンテッソーリ教育では、子どもが自分で選び、考え、行動する経験を重ねられるように、環境と大人の関わり方を整えています。自主性を支える主な要素には、次のようなものがあります。

1. 自分で活動を選ぶ
子どもは、発達段階に合うように用意された活動の中から、興味のある「お仕事」を選びます。何をするかを大人に決めてもらうだけでなく、自分で選んで取り組む経験が、自ら行動する力の土台になります。選ぶことが難しいときには、教師が活動を紹介するなどの援助をします。

2. 自分で取り組める環境
手の届く棚、身体に合った机や椅子、扱いやすい道具など、子どもが自分で準備し、活動し、片付けられる環境を整えます。教具にも、自分で結果を確かめたり、間違いに気づいたりできる工夫があり、大人に答えを求めるだけでなく、自分で試す経験を支えます。

3. 自分のペースで繰り返す
興味をもった活動に、必要なだけ繰り返し取り組める時間を大切にします。周囲と進み具合を比べるよりも、その子自身の理解や成長に目を向けることで、じっくり取り組む姿勢や「自分でできた」という自信につなげていきます。

4. 必要な援助をする大人
教師は子どもを観察し、その子に合った活動を紹介したり、道具の使い方をゆっくり示したりします。子どもが自分で取り組み始めたら、集中を尊重して見守り、困っているときには必要な援助をします。こうした関わりが、子ども自身の発見や試行錯誤を支えます。

5. 他者への配慮を伴う自由
自分で活動を選ぶ自由には、ほかの人の活動を妨げない、道具を大切に扱う、使ったものを元に戻すといった約束が伴います。子どもは共同生活の中で、自分の気持ちと相手の必要を考え、行動を調整することを学んでいきます。

自主性は、一度の経験で身につくものではありません。子どもの発達に合った環境と援助の中で、「自分で選ぶ」「やってみる」「確かめる」という経験を積み重ねることを大切にしています。


ことばを育てるえほん あいうえオノマトペ
出版社 : 河出書房新社
発売日 : 2021/4/21
言語 : 日本語
単行本 : 96ページ
ISBN-10 : 4309291376
ISBN-13 : 978-4309291376
寸法 : 19.1 x 1.4 x 17.9 cm

一覧