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子どもが自分でできる環境を整えると、子どもの行動に積極性が出てきます。

souji

子どもが自分一人でできるような環境を整える方法を知っていれば、ちょっとした配慮で子どもが積極的になったり、自立してくれるのを目撃することになります。

たとえば、掃除道具の場合。
子どもの小さな手がちょうど持ちやすいサイズのかわいい雑巾やほうき、塵取りなどを用意してあげましょう。それを子どもがいつも見える場所に置いてあげるのです。
そうすると、子どもが散らかしたり、こぼしたりした時に、いつも目にしている、自分サイズの掃除用具に気づきます。そして、誰かから言われなくても自分で、掃除用具を取りに行き、きれいに掃除するでしょう。

掃除道具が大人サイズで大きかったり、どこにしまってあるのかわからないところにしまってあったら、自分にはとても処理できないと思ってしまい、決して自分からはやろうとしないでしょう。

自分用の小さな掃除用具があり、その使い方がわかった時から、子どもの行動に積極性が出てくるのです。
このように自分が「こうすべきだ」と思った時に、それができるような環境を整えてもらっていると、自分で状況判断して適切に行動するようになります。
このような習慣を幼児期に見つけた子どもは小学校以降に「自立」した行動が目立つようになるそうです。

ある子どもの事例です。
小学校4年生の給食で、お友達がシチューをこぼしてしましました。
みんなは「きったねえ」と離れて見ています。
そこへ、Aさんが雑巾を持ってきて拭き始め、ひっくり返して呆然と立ち尽くしているお友達にたいして、「拭けば大丈夫だよ」と慰めているのです。
このAさんは小さい頃から自分用の掃除グッズで、やり方を丁寧に見せてもらい、いつも自分で考えて行動するように親から支えてもらっていたそうです。

こうような臨機応変に対応する判断力や行動力を目の当たりにすると、あらためて幼児期に自立を促す環境や教育が大事なことがわかります。
大人は環境に順応して変わることができますが、子どもは自然の法則に従って成長している真っ最中ですので、環境が子どもの欲求に完全に一致していなければならないのです。

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p_takaya デザイナー&モンテッソーリポータル「バンビーノ」編集長/池角貴也   広告デザイン会社、OL向け雑誌編集部、音楽雑誌編集部、WEB制作会社、映像制作会社勤務を経て、株式会社フラグメント(ホームページ制作会社)代表。
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