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日本モンテッソーリ教育綜合研究所の松浦公紀氏監修の教材という事で購入してみました。あくまでモンテッソーリ式という事で、モンテッソーリ教具の語彙の獲得には絵カードが使われるのですが、それをベースとしたおうちで母親が子どもに提供しやすいカードになっています。

とけいの読み方をカードに取り入れるのはとても難しい事なので、こちらの教材はとてもチャレンジ的な教材だなと思いました。遊び方は１日の行動例の２枚のセットを選んで時計の読み方と時間感覚を見つけます。絵合わせ遊びや時計合わせ遊びや発展的な遊び方は本書に記載されています。
今回はよりモンテッソーリ教育のカードに近い「せいかつのどうぐ」カードの方を紹介します。

モンテッソーリ式カード せいかつのどうぐ

幼児にとって身近な生活道具が写実的なイラストで描かれたカードを使って、親子で一緒に取り組むことで、「語彙力」「思考力」「表現力」「社会性」など様々な力が身につくカード教材です。

中身はこんな感じで、どうぐがカテゴリー毎に色分けされたカードが入っています。
モンテッソーリ教育には語彙を伸ばすための３ステップがあります。
ご家庭でやるにはこの３ステップを理解して提供してあげましょう。

① まずカードと実物を手にしながら「これは〇〇です。」と結びつけて教えましょう。
② カードを並べて「〇〇」はどれですか？と尋ねる事でモノと名称との結びつけを強化しましょう。
③ モノと名称の結び付けがしっかりできたら、「これはなんですか？」とカードを並べて尋ねましょう。

ママがいきなり子どもに「これはなあに？」と③名前の書いていないどうぐのカードを差し出すのはやめて、①②のステップを時間をかけて行いましょう。

カードの表裏はこうなっています。道具の名前がひらがなで記載されており、道具の用途や使い方の説明文も書かれています。この説明文が記載されているのはモンテッソーリの言語のカードとは違うところですね。

発展的な遊び方は
・道具の使い方を保護者が説明して、並べたカードからその道具を当てるクイズ遊び。
・カテゴリーカードの裏面を使って、枠色のヒントなしにカテゴリ分ける遊び。
などあります。

後、① にも書きましたが、カードは必ず実物と合わせて教えてください。実物と合わせる事でサイズ感も知ることができます。（カードだけだと包丁も掃除機も同じサイズになります）
しかし、ここまで身の回りの身近なものを集めたカードはなかなかないですね。