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「どうしてできないの!?」子どもにマイナスの言葉ばかりかけていませんか?

「できない」のではなく、「やり方」がわからないだけなの。

「どうしてできないの?」「何回言えばばわかるの!」「こうするのっ!」「ごめんなさいはもういいのっっ!」

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子どもにマイナスの言葉ばかりかけていませんか?いつも怒られている子どもは本当にできないのでしょうか?従わない!改めない!そんなに悪い子なんでしょうか?

人間には随意筋不随意筋という二種類の筋肉があります。
随意筋は自分の意思で動かす筋肉です。子どもはまだ、この筋肉をうまく使えないのです。
「やりたい!」けど、どうすれば出来るのか「やり方」がわからないのです。

まだこの世に生まれて数年の我が子がやり方がわからないのは当然なのです。
大人中心の生活リズムに子どもを巻き込んでいるのに気づいていないのです。


× 毎日の子育てと仕事に追われ、マイナスの言葉がけが口癖になる。 →子どもは口癖に慣れ、反射的にその場かぎりの反応をする。もしくは泣いてゴメンなさいを連発する。 →大人はさらに怒るが後で自己嫌悪。

× 大人同士のようにすれば通じると錯覚しない。
子どもが理解できなかったことを、大人は理解できていない。


◎ やり方をみせる
「こうするのよ?わかる」と実践しながら、雑巾をしぼってみせたり、うがいをしている子どもの横で口に水を含んで見せたりすることで、親の方に「待つ」余裕が生まれてくる。子どもたちが今、何に集中しているのか?何に一生懸命なのか?気づけるようになります。すると些細な事に怒る必要がなくなります。

子どもの言い分に耳を傾け、子どもの叫びに応えようと、ちょっと気持ちを変えやり方を工夫し始めただけで、子どもは変わりはじめます。→そして大人も余裕がでて変わり始めます。

 重要なポイント
子どもは随意筋をまだうまく使えない!
やり方をみせられるようになると、大人も「待つ」余裕が生まれる。

やり方を見せるのは実はむずかしい!教育技術のポイントを知る必要がある!(次コラムにて)

この時期は意思を育むとても大切な時期です。これをやれるようになると、自分から動いて色々な事に向かっていける子になる!

 

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デザイナー&モンテッソーリポータル「バンビーノ」編集長/池角貴也   広告デザイン会社、OL向け雑誌編集部、音楽雑誌編集部、WEB制作会社、映像制作会社勤務を経て、株式会社フラグメント(ホームページ制作会社)代表。
2020年9月世田谷区上野毛にて
上野毛モンテッソーリこどものいえ 「バンビーノ」オープンしました!
https://bambi-no.net/kodomonoie/
2020年AMI3-6モンテッソーリ教師アシスタント資格取得。
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