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タイ AMIの子育て支援サイト「Aid to Life」が30言語に – タイ語版が公開

バンビーノでは、0〜3歳の子どもの発達や子育てについて記事を書く際、国際モンテッソーリ協会(AMI)が提供する「Aid to Life」を参考資料の一つとして活用しています。

「赤ちゃんがなかなか寝てくれない」「自分で食べたがるけれど、こぼしてしまう」「着替えを手伝おうとすると嫌がる」など、子育ての毎日には小さな疑問や悩みがたくさんあります。

バンビーノでは、Aid to Lifeの内容をそのまま紹介するのではなく、こうした日常の出来事や、教室で観察される子どもの姿と結びつけながら記事にしています。

そんなAid to Lifeに新たにタイ語版が加わり、対応言語が世界30言語になったことをAMIが発表しました。

家庭での子育てを支える「Aid to Life」とは?

Aid to Lifeは、国際モンテッソーリ協会(AMI)が提供する、保護者向けの子育て支援サイトです。

現在は誕生から3歳までの子どもを主な対象とし、家庭で実践できるモンテッソーリ教育の考え方を分かりやすく紹介しています。

サイトは「動き・運動」「コミュニケーション」「自立」「自己規律」の4つの領域で構成されています。

例えば、赤ちゃんの自由な動きを支える環境、子どもへの言葉のかけ方、食事や着替え、睡眠、排泄の自立、子どもに選択肢を与えることなど、取り上げられているのは家庭で毎日起こる身近なテーマです。

年齢別のアドバイスや、保護者からよく寄せられる質問への回答、リーフレットなども用意されています。

特別な教具をそろえることだけがモンテッソーリ教育ではありません。普段の生活環境や大人の関わり方を見直すことで、子どもの自然な発達を支えることができます。

「Aid to Life」はマリア・モンテッソーリの言葉?

「Aid to Life」は、日本語で「生命への援助」を意味します。

この表現は、マリア・モンテッソーリ自身が教育の本質を説明する際に用いた言葉と深く結びついています。

1936年11月10日、ロンドンで行われた講演「Principles and Practice in Education」の中で、モンテッソーリは次のように述べています。

“education should be viewed as an ‘aid to life’”

「教育は『生命への援助』として捉えられるべきです」(訳)

この講演は1979年の『AMI Communications』に掲載され、2020年の『AMI Journal』でも、モンテッソーリ本人の言葉として引用されています。

モンテッソーリにとって教育とは、大人が子どもに一方的に知識を与えることではありませんでした。子ども自身が持つ発達の力を尊重し、その成長に必要な環境と機会を整えることです。

「Aid to Life」というサイト名は、まさにこの「生命への援助」という教育理念を表しています。

日本語版は2022年に公開

Aid to Lifeには日本語版も用意されています。

2022年3月21日、AMIは日本語版とドイツ語版の公開を発表しました。日本語への翻訳には、AMI友の会NIPPONの深津孝子氏を中心とする翻訳・校正チームが携わっています。

当時の対応言語は17言語でした。

日本語版では、赤ちゃんの低いベッド、歩行を援助する環境、自分で飲むための準備、就寝前の習慣、トイレットラーニング、家事への参加など、保護者が日々の生活に取り入れやすい内容を日本語で読むことができます。

モンテッソーリ教育を初めて知る保護者の方にも、子どもの発達をより深く理解したい方にも、参考になる資料です。

▶ Aid to Life 日本語版はこちら

タイ語版が加わり、世界30言語に

今回、AMIはAid to Lifeのタイ語版が新たに公開され、対応言語が30言語になったことを公式SNSで発表しました。

タイ語版の翻訳にはGeorge Kanchanavaleerat氏が貢献しています。

タイ・モンテッソーリ協会も公式サイトで公開を案内しており、初めて子育てをする保護者だけでなく、子どもへの理解をさらに深めたい保護者にも役立つ資料として紹介しています。

2022年の17言語から、今回の30言語へ。モンテッソーリ教育の考え方を、それぞれの地域の言葉で家庭に届ける取り組みが広がっています。

▶ Aid to Life タイ語版はこちら

日常の中にある「生命への援助」

自分で靴を履こうとしている子どもを待つこと。

食事の準備に参加できる機会をつくること。

子どもが使いやすい道具や環境を整えること。

こうした日常の小さな援助も、モンテッソーリが考えた「生命への援助」につながっています。

子どもが自分でできるようになるために、大人は何をすればよいのか。そして、何をしすぎない方がよいのか。

Aid to Lifeには、そのヒントが数多く紹介されています。

今回の30言語への拡大は、モンテッソーリが大切にした教育の考え方が、言語や文化の違いを越えて、世界中の家庭に届けられていることを示すニュースといえるでしょう。

情報元 国際モンテッソーリ協会(AMI)
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