「これ、あそこに置いておいて」 「ちゃんと片づけて」 「早く準備して」 大人同士なら、これくらいの言葉でもだいたい意味は通じます。 でも、まだ言葉を吸収している途中の子どもにとっては、少し事情が違います。 「これ」とは何なのか。 「あそこ」とはどこなのか。 「ちゃんと」とは、どんな状態なのか。 大人には分かっていること …
モンテッソーリの教室をつくるとき、棚の位置を決め、机や椅子を置き、教具を並べ、活動しやすい動線を考えます。 きれいに整った教室を見ると、つい「これで環境が完成した」と思いたくなります。 でも、実際に子どもたちがその場所で生活を始めると、想定していなかったことが次々に起こります。 ある棚の前だけ、いつも子どもが混み合う。 …
公園の砂場で、子どもがおもちゃを使っていると、別の子が近づいてくることがあります。 「貸して」 そんなとき、私たち大人はつい、 「お友達が使いたいんだって。貸してあげようね」 「ずっと使っていたら、お友達がかわいそうだよ」 「どうぞできるかな?」 と声をかけたくなります。 おもちゃを貸せる子は、優しい子。 貸したくない …
モンテッソーリ教育というと、ピンクタワーや円柱さし、色板などの美しい教具を思い浮かべる方も多いでしょう。 それを見ると、「小さいうちから使わせたほうが、感覚がよく育つのでは?」と思うかもしれません。 ところが、AMI(国際モンテッソーリ協会)のQuestions & Answersに、まさにこの疑問を取り上げた …
モンテッソーリ教育について学んでいると、こんな話を耳にすることがあります。 「小さな子どもには、動物がしゃべる絵本は読まない方がいい」 「ファンタジーより、現実に基づいた絵本を」 「6歳頃までは、できるだけ現実の世界を」 その背景には、きちんとした理由があります。 モンテッソーリ教育は、幼児期の子どもが「現実の世界を知 …
世界中のモンテッソーリコミュニティからAMI(国際モンテッソーリ協会)に寄せられた質問と、その公式回答をもとに紹介する「AMI公式 モンテッソーリQ&A」。今回のテーマは、モンテッソーリ教育でよく聞く「3時間のワークサイクル」です。 「3時間もずっとお仕事をするの?」「小さな子どもにそんなに長い集中が必要なの? …
今年も、広島の8月6日、長崎の8月9日、そして8月15日が過ぎました。 日本では毎年この時期になると、戦争や原爆について考える機会が増えます。 一方で世界に目を向けると、少し気になる動きがあります。 冷戦終結後、世界では核兵器の数を減らす流れが長く続いてきました。ところが2026年、ストックホルム国際平和研究所(SIP …













