アーカイブ月: 2026年9月
子どもについて、大人はたくさん考えます。 どうすれば言葉が育つのか。どんな教育がよいのか。将来、どんな力を身につけてほしいのか。 けれど、そこで子どもは、いつも「大人が教える相手」「大人が説明する対象」になってはいないでしょうか。 子どもについて知ることと、子どもから学んで大人の考えを変えることは、同じではありません。 …
「どうすれば、もっと上手に教えられるだろう?」 子どもに何かを伝えようとするとき、大人はつい、そう考えます。 けれど、その問いそのものを変えた教育者がいました。 「教える側」ではなく、「学ぶ側」から教育を見る。 その人物が、マリア・モンテッソーリです。 そして、この大きな転換に注目した人物の一人が、経営思想家のピーター …
「これ、あそこに置いておいて」 「ちゃんと片づけて」 「早く準備して」 大人同士なら、これくらいの言葉でもだいたい意味は通じます。 でも、まだ言葉を吸収している途中の子どもにとっては、少し事情が違います。 「これ」とは何なのか。 「あそこ」とはどこなのか。 「ちゃんと」とは、どんな状態なのか。 大人には分かっていること …
戦後の日本に、モンテッソーリ教育をもう一度根づかせようとした人たちがいました。 その一人が、松本尚子(まつもと・なおこ/1930–2016)です。 イタリアでモンテッソーリ教育を学び、帰国後、東京・杉並に「善福寺子供の家」を創設。日本モンテッソーリ協会の設立や教師養成にも関わり、長年にわたって子どもと教師を育ててきまし …
子どもが、おもちゃを投げる。 机をたたく。 水を何度もこぼす。 そんなとき、大人は思わず、 「投げない!」 「たたかない!」 「もうやめて!」 と言いたくなります。 もちろん、人を傷つけたり、物を壊したりする行動は止めなければなりません。 でも、そこで終わらずに考えたいことがあります。 この子は、今どんな動きや感覚を求 …
1970年代前半、アメリカ大統領の辞任へとつながる「ウォーターゲート事件」を追い続けた新聞があります。 『ワシントン・ポスト』です。 その新聞社を率いていたのが、キャサリン・グラハム(Katharine Graham)でした。 1971年には、ベトナム戦争をめぐる政府の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の掲載を決断。そ …
マリア・モンテッソーリの孫として生まれ、のちにAMI(国際モンテッソーリ協会)の事務総長、会長を務めたレニルデ・モンテッソーリ。日本では、著書『国境のない教育者』を通して、その名前を知った人もいるでしょう。 祖母の教育を学び、次の教師を育てる。そして、教育の機会が十分に届いていない場所にも目を向ける。レニルデは、モンテ …
赤ちゃんが泣いているとき、おしゃぶりをくわえると落ち着く。 寝かしつけのときにも助かる。 一方で、「おしゃぶりを使っていると言葉が遅れる」「口に何か入っていると、話す練習ができない」と聞いて、心配になったことがある方もいるのではないでしょうか。 AMI(国際モンテッソーリ協会)の子育て支援サイト「Aid to Life …
朝、出かける時間が迫っている。 そんなときに限って、子どもが言います。 「自分で!」 急いでいる大人は、できれば手伝って早く進めたい。 でも本人は譲らない。 袖に手を入れようとして止まる。 ズボンがなかなか上がらない。 小さなボタンと格闘している。 時間だけが過ぎていきます。 そんな朝に、 「まだ一人で着るのは難しいの …
Amazon創業者、ジェフ・ベゾス。 世界最大級の企業をつくった人物として知られていますが、彼が2歳のころからモンテッソーリ教育を受けていたことは、それほど知られていないかもしれません。 さらに面白いのは、単に「モンテッソーリ出身だった」ということではありません。 大人になったベゾスは、幼いころのモンテッソーリでの経験 …













