アーカイブ年: 2026年
2026年、日本のモンテッソーリ教育に大きな足跡を残した二人の先駆者が、相次いで旅立ちました。 4月22日、日本人として初めてAMI(国際モンテッソーリ協会)の教師養成トレーナーとして公認された松本静子先生が100歳で逝去されました。 その約1か月後の5月29日、日本人として初めてモンテッソーリ教師のディプロマを取得し …
「もうすぐ3歳なのに、なかなか言葉が出ない」 「同じくらいの年齢の子は、もうたくさんおしゃべりしているのに……」 子どもの発語がゆっくりだと、どうしても心配になります。保育園や公園で同じくらいの年齢の子がおしゃべりしているのを見ると、「うちの子は大丈夫かな」と不安になることもあるでしょう。 でも、言葉の育ち方には一人ひ …
「何度言っても聞いてくれない」 「さっきはできたのに、今はやってくれない」 「わざと反抗しているのかな?」 小さな子どもと暮らしていると、そんなふうに感じることがあります。大人としては、何度も注意しなくても、自分で考えて行動できるようになってほしい。けれど、そのために「言うことを聞かせる」ことを増やせば、本当に子どもの …
「人間の傾向性」って何? モンテッソーリ教育を学んでいると、何度も出会う言葉があります。 「傾向性」です。 一般の方には、少し聞き慣れない言葉かもしれません。 しかし、モンテッソーリ教師にとって「人間の傾向性(Human Tendencies)」は、とても重要な学びの一つです。 では、「傾向性」とはいったい何なのでしょ …
AIによって、社会は大きく変わろうとしています。 文章を書く。絵をつくる。プログラムを書く。翻訳する。調べる。分析する。 これまで人間が時間をかけて行ってきた仕事の一部を、AIが担う時代になりました。 そんな時代に、幼児教育について考えるとき、ひとつの興味深い事実があります。 Googleを創業したLarry Page …
「モンテッソーリ園だから安心」 「モンテッソーリのおもちゃだから、子どもの発達によさそう」 そんなふうに商品や園を選んだ経験はありませんか? 最近では、「モンテッソーリ」という言葉を目にする機会が本当に増えました。 幼稚園や保育園だけではありません。幼児教室、おもちゃ、家具、知育教材、SNSの子育て情報まで、「モンテッ …
今年も、広島の8月6日、長崎の8月9日、そして8月15日が過ぎました。 日本では毎年この時期になると、戦争や原爆について考える機会が増えます。 一方で世界に目を向けると、少し気になる動きがあります。 冷戦終結後、世界では核兵器の数を減らす流れが長く続いてきました。ところが2026年、ストックホルム国際平和研究所(SIP …
「何度言ったら分かるの?」 「ちゃんと話を聞いて」 「どうしてそんなことをしたの?」 子どもが激しく怒ったり、泣いたり、興奮したりしているとき、大人はなんとか言葉で伝えようとします。 でも、その子は本当に「話を聞こうとしていない」のでしょうか。 もしかすると、その瞬間は「考えたくない」のではなく、「考えること自体が難し …
世界には、ひとつの教室で異なる学年の子どもたちが一緒に学ぶ学校があります。 1年生だけのクラス、2年生だけのクラスと分けるのではなく、年齢も学年も異なる子どもたちが、ひとりの教師のもとで学ぶ「複式学級(multigrade classroom)」です。 特に農村部や教育資源が十分ではない地域では、子どもの人数や教師、学 …
モンテッソーリ教育にとって、「環境」は単なる学びの背景ではありません。 子どもが自分で活動を選び、身体を動かし、人と関わりながら成長していくための、教育そのものの一部です。では、その考え方を家具や教具の配置だけでなく、建物全体へ広げたら、どのような学校が生まれるのでしょうか。 国際モンテッソーリ協会(AMI)とArth …














