カテゴリ / コラム ようこそわが家へ~モンテッソーリ×里親活動の記録~
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<第14話> まだおうちに来ていないのに、幼稚園選び? 慌ただしくもなんだか楽しい

幼稚園選びができる楽しさを味わっています。(画像はイメージです)

 

月1回の交流の振り返りがあることに
前回、触れましたが
その中で
「来年度の幼稚園・保育園は
 どうされるご予定ですか?
 ご希望とかありますか?」
と尋ねられました。

え、まだおうちに来てもいないのに
もうそんな話?

 

と思ったのですが、
幼稚園を例に挙げると、
説明会が早い所ではもう始まっていて
10月に願書配布、11月に願書提出と、
大きな日程は決まっているとのこと。

となると、来年度
どこかしらに入園を希望しているのであれば
もうこの話が出てもおかしくない時期でした。

まだ何も分かっていない私が

「今からAちゃんをおうちに迎え入れて、
それから入園までの約半年で
親子関係がしっかりできているかどうか
分からないまま
よそに預けるのもどうかなと思うので、
3歳児の途中入園か、
2年保育でもいいかなと…」

と答えると、
同席されていた里親会の方が

「あのね
 同じように言っていた方もいらしたんだけど
その方たちも、
里子ちゃんがおうちに来たその日に
願書を提出しに行ったのよ。
 そのくらい、子どもとの生活って大変だから。」

と仰ったので、
私は正直、え、いいの? と面喰いました。

 

そんな私にさらに

「今仰って頂いたように、
 子どもと暮らすって
 大人も本当に大変なことなので
幼稚園なり保育園なりに入れて
大人だけの時間を確保した方がいいですよ。
 その方が結果として
 Aちゃんとの関係がよくなりますから」

と里親支援員さんからもアドバイス。

 

そうか、そういうものなのか。
じゃあとりあえず説明会をいくつか予約してみるか

とそのときは軽く感じた程度でしたが、
この先のお泊まりで、
私はその言葉の意味を実感することになります。
ふふふ(不敵な笑み)

 

ちなみに、これは余談ですが
Aちゃんの担当さんから
モンテッソーリ園を推奨されました!

もともと近所にあるのは知っていたのですが
ちょっと離れているのと、
私がモンテッソーリ教師であることで
逆に候補からは外していました。

何でだよ! 
って夫にもツッコまれるんですが…

う~ん なんていうか、
中途半端にモンテッソーリ取り入れてます程度の園だと先生たちが大変そうだし、先生の負担が子どもに悪影響を及ぼすくらいなら、先生も子どもも伸び伸びしている園の方がいいのかなっていう思いが…今まで勤めてきた園を見ていると拭えなくて…ってどんな園に勤めてきたのかって感じですねw

 

でもAちゃんを2年以上見守り育てて下さった担当さんが
「先生たちもすごくきめ細やかに
 子どもたちを見てくれますし
 Aちゃんには合うと思いますよ」
と太鼓判を押してくれたのだから、
これは説明会だけでも行くしかない!
と息巻いています(ザ・単純)。

というか、やっぱりいちばんは、
「子どもが楽しく通えるか・
 子どもに合っているか」
だと思うので
そのモンテッソーリ園も含め
いくつか説明会に参加してみて
しっくりくるところに入れたらいいなと思います。
(ちなみにそのモンテッソーリ園は昔から人気なんだそうで…入れるかどうかですね、まず)


<第1話> 里親になろう、そう思ってから実際に動き始めるまで
<第2話> いざ、里親研修へ 心に残る愛着障害の話
<第3話> ドキドキの児童養護施設実習 の中で思い出される発達の4段階
<第4話> このモヤモヤは何?…里親家族のロールモデルを求めて
<第5話> 里親登録後の実習の方が長いゾ! 乳児院の子どもたちとの出会い
<第6話> 乳児院の子どもたちを通して見えてきた実親さんの背景と、里親側の気持ちの変化
<第7話> いざ養育委託の話が来たら、ただただ嬉しいだけだったという話
<第8話> はじめまして、里子ちゃん 戸惑いと反発と喜びとが交錯する初対面 
<第9話> 里子ちゃんの気持ちをぜんぶ言葉にすることで進んだ交流 
<第10話> 私の持ち物を通して交流が進んだ話 
<第11話> 初めてのおうち体験 魅力的なのはおもちゃじゃなかった 日常生活との出会い
<第12話> 一般家庭は危険がいっぱい 安全確保とモンテッソーリの考え方とのせめぎ合い 
<第13話> おうちは楽しい だけじゃない。不安と緊張で戸惑うことも 
<第14話> まだおうちに来てもいないのに幼稚園選び? 慌ただしくもなんだか楽しい
<第15話> 初めてのお泊まりで、初めて大泣きした夜のこと
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<第19話> 泣く理由が180°変わった3回目のお泊まり 愛着関係の移り変わり
<第20話> お客さんへの反応で垣間見えた、Aちゃんにとってのおうちの意味
<第21話> 交流最後の振り返り Aちゃんをおうちに迎え入れるためのミーティング(第1シーズン最終回)

国際モンテッソーリ教師、保育士/シロクマ   
30歳過ぎてからモンテッソーリに出会い、その考え方に惚れこむあまり国際資格を取る。その後、モンテッソーリ教師・保育士としてこどものいえや保育園で約10年働く。途中、結婚して子どもに恵まれなかったことがきっかけで里親制度に興味を持ち、里親として子どもの養育に関わりたいと思い、今に至る。現在2歳半の里子ちゃんの長期養育を目指して交流中。子どものためのモンテッソーリ、子どものための里親制度がより多くの人に知ってもらえたらという思いで執筆中。
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