子どもについて、大人はたくさん考えます。 どうすれば言葉が育つのか。どんな教育がよいのか。将来、どんな力を身につけてほしいのか。 けれど、そこで子どもは、いつも「大人が教える相手」「大人が説明する対象」になってはいないでしょうか。 子どもについて知ることと、子どもから学んで大人の考えを変えることは、同じではありません。 …
文章を書く。絵を描く。調べたことをまとめる。 AIによって、何かを調べたり、形にしたりする方法が大きく変わっています。では、これからの子どもたちには、何を身につけてほしいのでしょうか。 新しい道具に早く慣れることでしょうか。それとも、その道具で「何をしたいのか」を自分で考えられることでしょうか。 AI時代の教育指針とモ …
家庭が安心できる場所であること。学校や園で、落ち着いて過ごせること。 どちらも大切です。けれど、子どもを支える世界は、その二つだけでなくてもよいのかもしれません。 AMI(国際モンテッソーリ協会)が公式連載「Research Threads」で紹介したのは、家庭と学校以外の「第三の居場所」と、親以外の頼れる大人に注目し …
「何度言ったら分かるの?」 「ちゃんと話を聞いて」 「どうしてそんなことをしたの?」 子どもが激しく怒ったり、泣いたり、興奮したりしているとき、大人はなんとか言葉で伝えようとします。 でも、その子は本当に「話を聞こうとしていない」のでしょうか。 もしかすると、その瞬間は「考えたくない」のではなく、「考えること自体が難し …
世界には、ひとつの教室で異なる学年の子どもたちが一緒に学ぶ学校があります。 1年生だけのクラス、2年生だけのクラスと分けるのではなく、年齢も学年も異なる子どもたちが、ひとりの教師のもとで学ぶ「複式学級(multigrade classroom)」です。 特に農村部や教育資源が十分ではない地域では、子どもの人数や教師、学 …
モンテッソーリ教育にとって、「環境」は単なる学びの背景ではありません。 子どもが自分で活動を選び、身体を動かし、人と関わりながら成長していくための、教育そのものの一部です。では、その考え方を家具や教具の配置だけでなく、建物全体へ広げたら、どのような学校が生まれるのでしょうか。 国際モンテッソーリ協会(AMI)とArth …
「モンテッソーリ教育」と「スポーツ」。 一見すると、あまり結びつかないように感じるかもしれません。静かに教具へ取り組む教室と、走り、競い、チームで勝利を目指すスポーツの世界。ところが現在、国際モンテッソーリ協会(AMI)は、スポーツをモンテッソーリ教育の新しい実践領域の一つとして位置づけています。 その取り組みの背景に …
モンテッソーリ教育と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは子どものための教育ではないでしょうか。 ところが今、その考え方は幼児教育の枠を越え、認知症のある人や高齢者、障害のある成人を支えるケアの分野にも広がっています。 そして2025年、AMI(Association Montessori Internationale/国 …
幼児期にモンテッソーリ教育を受けた経験は、その後の学びにどのような影響を与えるのでしょうか。 「モンテッソーリ教育を受けると算数が得意になる」と単純に言えるものではありません。 しかし、フランスで行われた興味深い追跡研究が、2025年12月に学術誌『Scientific Reports』に発表されました。 さらに202 …
「モンテッソーリ教育」と聞いて、どんな場所を思い浮かべるでしょうか。 美しく整えられた教室。 木製の教具。 少人数の私立幼稚園や幼児教室。 そして、教育に熱心な家庭。 現在の日本では、モンテッソーリ教育にそんなイメージを持っている方も少なくないかもしれません。 しかし、モンテッソーリ教育の歴史を振り返ってみると、少し違 …













